マスク保管ケース贈呈　後志管内全児童に建設団体

（道・道教委 2020-10-27付）

左から佐々木会長、中澤局長

　【小樽発】後志合同庁舎で２０日、小樽建設協会による管内小学校の全児童を対象としたマスク保管ケースの贈呈式が行われた。佐々木徹会長が、後志教育局の中澤美明局長に目録を贈呈。「子どもたちのためにぜひ活用してほしい」と話していた。

　協会は、地域貢献活動の一環として、未来ある子どもたちのために何ができるか模索。マスクを外した際の衛生管理に気を配りながら学校教育活動を継続できるよう、管内小学校の全児童用約８０００枚と、教職員や予備分も含めマスク保管ケース計１万枚をメーカーを通じ作製した。

　ケースは、素材が抗菌加工のポリプロピレンタイプ。縦１１㌢㍍、横２０㌢㍍で、両面に各市町村と後志総合振興局のキャラクターを配し、親しみのもてるデザインとした。

　それぞれに番号を振り、子どもたちがクイズ形式でキャラクターの名前やどの市町村のものかを楽しみながら考えられるようにした。

　贈呈式で、佐々木会長は「児童が健康で安全・安心な生活を送ることができるよう、気遣いながら指導されている先生たちの姿が思い浮かんだ」と寄贈に至った経緯を説明。様々な場面でケースが活用されることを期待した。

　中澤局長は、外したマスクの衛生管理について配慮することが求められる学校現場の状況をくみ取った寄贈に謝意を表した。また、「子どもたちが地域に支えられていることへの感謝の気持ち、地域に貢献することの大切さを感じられるもの」と強調。このあと、協会に感謝状を贈呈した。

(道・道教委 2020-10-27付)