札幌市小学校長会　会誌４７号　ポストコロナ　見据え

（札幌市 2021-03-11付）

教育札幌

　札幌市小学校長会は、会誌『教育札幌』第４７号を発行した。特集「ポストコロナを見据えた教育の現状と課題」では、感染症対策に取り組んだ事例や、教育活動の見直しによる工夫点などを会員１０人が報告。このほか、各支部の活動報告などを掲載している。

　特集「ポストコロナを見据えた教育の現状と課題」については、会員１０人がコロナ禍における学校教育にかかわり、カリキュラム・マネジメントの見直し、教育実践発表会や学校行事の在り方について記している。

　また、２年度の事務局の会務や各支部活動、専門部の研修活動について報告。

　専門部のうち、環境教育部は３年次研究の１年目として、４小部会で研究。校舎の改修・改築への臨み方、新築校舎への臨み方、ＧＩＧＡスクール構想への対応などについて、実践交流を行ったことを記載。校舎の改修・改築にかかわる校長の役割では、設計から完成までを見据え、先を見通した行事の入れ替えや変更、人事異動を行う指導性が明らかとなったと報告した。

　１人１台タブレット端末の活用において学級間格差が開いている場合は、情報教育の研修の機会を設け、情報共有を図っていくことなどを示している。

　なお、毎年掲載していた大会報告は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各大会が書面開催となったことから、報告を中止した。

(札幌市 2021-03-11付)