道　人権施策推進基本方針改定　犯罪被害者等の項目新設　鈴木知事　多様性を尊重

（道・道教委 2021-07-20付）

　道は１２日、人権施策推進基本方針を改定した。犯罪被害者、犯罪をした人等、性的マイノリティ、インターネットによる人権侵害の４項目を新たに盛り込んだ。鈴木直道知事は道民に対し、「すべての人の人権が尊重される地域社会づくりに取り組んでいく」とメッセージを発出した。

　道は、平成１５年３月に人権施策推進基本方針を策定した。

　第１章「基本的な考え方」、第２章「分野別施策の推進」、第３章「人権施策の総合的・効果的な推進」で構成しいる。

　現在、様々な分野で人権侵害が問題となっていることや、人権を取り巻く状況が大きく変化していることなどを踏まえ、基本方針を改定した。

　今回、第１章に新たに「多様性の尊重」といった視点を追加した。

　第２章では、犯罪被害者等、犯罪をした人等、性的マイノリティ、インターネットによる人権侵害―の４項目を新たに盛り込んだ。

　第３章は、基本方針・施策の点検と見直しについて、「５年を目安に必要な見直しを行う」と明記した。

　今回の改定に伴い、鈴木知事は道民に対して、「誰もが安心して暮らし活躍できる、誰一人取り残されることのない持続可能な北海道を目指して、すべての人の人権が尊重される地域社会づくりに取り組んでいく」とメッセージを発出した。

　基本方針は、道のホームページ上で、リーフレットと英語版を公開する予定としている。

(道・道教委 2021-07-20付)