道教委 小学外国語専科教員研修 子どもが表現する場を 授業づくりの在り方学ぶ(道・道教委 2021-07-20付)
オンラインで100人が参加した
道教委は16日、令和3年度小学校外国語専科教員研修会を開いた。行政説明で担当者が、「令和の日本型学校教育」(答申)の内容を確認しながら小学校外国語専科教員の役割などを解説。実践発表では、苫小牧市立明野小学校の根岸清人教諭が、専科教員としての授業づくりなどの取組を紹介した。
国や道の状況や学習指導要領の趣旨を踏まえた小学校外国語教育の充実にかかる説明・協議を通して、小学校外国語専科教員の指導力向上を図るもの。
札幌市内の道第2水産ビルや各教育局などをオンラインでつなぎ開催。小・中学校、高校英語教育支援事業にかかる加配教員や小学校外国語専科教員など約100人が参加した。
はじめに、義務教育課の松本了祐主任指導主事が「小学校外国語教育の充実に向けて」と題して説明。昨年1月に公表された中央教育審議会答申を踏まえ、小学校外国語専科教員に求められる役割を解説した。
また、言語活動の設定に関する留意点として、コミュニケーションを行う目的・場面、状況、伝える内容や使用する表現等を取捨選択するなど、子ども自身が考え、判断し、表現する場を設定することなどを重要視し、指導と評価を実践していくよう求めた。
参加者は、指導と評価の一体化の実現に向けた学習評価の充実に関する演習に取り組んだ。
引き続き、根岸教諭が実践発表。学級担任や外国語専科教員などとの横のつながりを大切にして情報共有し、子どもたちが興味・関心を高める授業づくりを実践していく重要性を伝えた。
このあと、小学校外国語専科指導の充実に向けて、交流・協議を行った。
(道・道教委 2021-07-20付)
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