建設業っておもしろい　苫前古丹別小で萌志会出前授業

（学校 2021-08-06付）

工事の目的や概要、工法などについて学んだ

　【留萌発】苫前町立古丹別小学校（山口清敏校長）で７月中旬、留萌建設協会二世会の萌志会（堀口哲志会長）によるウェブ出前授業が行われた。５年生１１人が参加。工事の目的や最新工法などの説明を通して、建設業の役割について理解を深めた。

　同会では、子どもたちに地域経済を支える建設業を身近に感じてもらいたいと、毎年、出前授業を実施。新型コロナウイルス感染症防止のため、今回、ウェブでの出前授業を実施することとした。

　同校は、学活の時間として実施。将来の進路について考えることをねらいとした。

　堀口会長は身の回りに様々な工事現場があることにふれ、「なぜ工事が必要なのか、工事ではどのような技術を使っているのか見ていただきたい」と呼びかけた。

　続いて、ウェブ上で現場見学を実施した。町内の苫前漁港内での防波堤の建設、力昼地区での斜面崩壊を防ぐ工事の担当者が工事の概要や工法などを説明。人工衛星やドローンを使って地形を調べるほか、ＩＣＴを活用して工事に取り組んでいることなども紹介した。

　このあと、プログラミング教育に活用できる教育用ドローンの試験飛行と贈呈式を実施。同校に教育用ドローン３台を寄贈した。

　参加した児童は「建設業に興味をもった」「ドローンを操縦してみたい」などと感想を述べていた。

(学校 2021-08-06付)