道公立小中事務職員協議会が研究大会 作田会長 主体的な学びの場に 創造性豊かな学校事務目指し(関係団体 2021-10-06付)
運営は、留萌地方小中学校事務職員協議会が担当
道公立小中学校事務職員協議会(作田八重子会長)は9月中旬の2日間、第70回記念北海道公立小中学校事務研究大会をオンライン開催した。大会テーマ「創造性ゆたかな学校事務をめざして!~“領域”のあゆみを未来へつなげよう」のもと、「“事務をつかさどる”“共同学校事務室”と北海道の学校事務職員」など、5分科会を開催。学校事務の課題解決と充実に向け研鑚を積んだ。
運営は、留萌地方小中学校事務職員協議会が担当。未来を担う子どもたちの健やかな成長を願い、これからの教育環境の在り方を考える関係者が一堂に会し、日常の実践と研修の成果を検証し、あしたからの学校事務を展望するとともに学校教育諸問題の解決を目指すことがねらい。
前年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止を余儀なくされた。今回、参加対象を会員に限定し、ウェブ会議システムによるオンライン方式で開催。2日間の参加数は延べ1359人を数えた。
開会式では作田会長があいさつ。学校現場におけるコロナ禍への対応に敬意を表するとともに、「働き方改革の流れの中で学校事務領域においても大きな制度的な変革期を迎えている」と指摘。その上で「子どもたちを取り巻く状況の複雑化・多様化から学校事務職員の果たす役割も拡がっている。初となるオンライン開催は試行錯誤を経ながらとなるが、今大会が主体的な学びの場となることを期待する」と述べた。
続いて、職務検討委員会(兼第5分科会)報告が行われた。
第5分科会では、学校教育法の一部改正によって、事務職員の職務内容が「事務に従事する」から、「事務をつかさどる」に変更されたことや業務の効率化に向けた共同学校事務室が制度化されたことを受け、約2年半をかけ議論してきた全道協議会会長への答申内容について動画を使って説明。事前集約分に加え、チャット機能を通じて次々と寄せられる質問や意見に応答する形で交流が進められた。
「学校財政財務活動の具体的展開」「保護者負担の現状と公費化の取り組み」「学校づくりと学校事務」「学校運営と事務職員」の4分科会では全道各支部から寄せられた12本のレポートを通じて問題提起され、第5分科会同様、事前集約分とチャット機能によって、熱心な討議が展開された。
今回は、オンライン開催による変則的日程となったため、大会ウェブサイト内に交流用の掲示板を開設して大会後の交流の場を確保したほか、分科会の様子をオンデマンド配信した。
(関係団体 2021-10-06付)
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