檜山局独自　学び合いプロジェクト　年度内に理科・保体講座　次年度全国学力調査踏まえ

（道・道教委 2022-02-03付）

　【函館発】檜山教育局は独自事業のオール檜山学び合いプロジェクトについて、年度内にも理科と保健体育の講座を実施する予定だ。理科は次年度の全国学力・学習状況調査の対象となることを踏まえたもの。保健体育は児童生徒の運動に対する意識向上や運動習慣の形成などをねらう。いずれも管内の教員を講師に検討しており、管内教職員の一層の指導力向上を図る。

　プロジェクトは、本年度から始動しており、管内の学校を遠隔会議システムで接続し、教育実践や業務の進め方などについて共有することで、今後の教育活動の参考とするもの。

　これまで初任段階教員や管理職を対象とした講座のほか、生徒指導、全国学力・学習状況調査の結果から、算数・数学科の講座を開設してきた。

　檜山局は次年度の全国学力・学習状況調査で理科が調査対象教科となっていることを見据え、本年度中に理科講座の開講を検討する。

　また、「管内は全国体力テストの結果が上位を維持してきた一方、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響などによって結果が伸び悩んでいる」と分析。体育の講座を企画することで、児童生徒の体育に対する主体的な態度の育成や運動習慣の形成、目的意識を持って運動に臨む姿勢を育みたい考えだ。

　講師には、管内で指導力に定評のある教員を検討。檜山局担当者は「よい実践を管内で共有し合うことで、児童生徒の学力・体力の向上に結び付けていければ」と期待を寄せている。

　なお、今後も各教科等における講座を随時実施していく方針。

(道・道教委 2022-02-03付)