１月２７日～３月２１日臨時休業措置　学級閉鎖延べ３６６３件　札幌市教委　学校閉鎖小・中２校

（札幌市 2022-03-30付）

　札幌市教委は、１月２７日から３月２１日までのまん延防止等重点措置期間における、市立学校の学級閉鎖等の発生件数をまとめた。期間内の学級閉鎖数は各校種の合計で延べ３６６３件、学年閉鎖は高校で１件、学校閉鎖は小学校と中学校で１校ずつだった。幼児児童生徒における陽性者数では、小学校が最多の６９２０人となった。

　道は１月２１日に感染症対策本部会議を開き、政府に「まん延防止等重点措置」の適用を要請。初の全道域でのまん延防止が発令となった。

　当初は、１月２７日から２月２０日を期間としていたが、新型コロナウイルス感染症の感染者数が減少しないことから期間を２度延長。新規陽性者数が減少傾向になったことから、３月２１日で再延長を要請しないことを決定した。

　市教委がまとめた、まん延防止等重点措置の期間内での感染者数等をみると、学級閉鎖は全校種を合わせて延べ３６６３件。内訳は、幼稚園１５件、小学校２８５３件、中学校７２８件、高校５５件、中等教育学校５件、特別支援学校７件となった。このほか、学年閉鎖は高校で１件、学校閉鎖は小学校と中学校で１校ずつだった。

　幼児児童生徒の陽性者数の合計は、８７５０人。内訳は小学校が最多の６９２０人、次いで、中学校が１６２１人となった。高校が１５４人、幼稚園が２９人、中等教育学校が１６人、特別支援学校が１０人だった。陽性者数については、家庭から学校への報告をもとにしているため、実数は異なる可能性がある。

　教職員は全校種合わせて４４３人。小学校が３０５人で最も多く、中学校が９９人で続いた。このほか、高校が１６人、幼稚園が１１人、特別支援学校が９人、中等教育学校が３人だった。

(札幌市 2022-03-30付)