道小 第65回総会研修会 チーム北海道で前進を 紺野会長 教育の質向上へ決意
(道・道教委 2022-05-11付)

道小学校長会総会
会場・オンライン含め約120人が参加した

 道小学校長会(紺野高裕会長)は9日、ホテルライフォート札幌で第65回総会・研修会を開いた。本年度の役員体制を承認し、第65回教育研究旭川大会の開催などを盛り込んだ事業計画を決定。紺野会長は「未来を見据え、チーム北海道として進む道小」を掲げ、本道教育の質の向上へ決意を示した。

=紺野会長のあいさつ概要は後日掲載=

 新役員の承認に続いて紺野会長があいさつ。「校長が“教育の質の向上”という観点を常に持ち、教育改革や本道の教育課題に正対できる学校経営を実践していきたい」と述べ、各学校の創意ある教育活動の推進に向けて学校現場の視点による実践交流や意見表明、実効性のある要望活動を行っていくと述べた。

 その上で「感染症対策と学びの保障の両立」など5つの重点を示し、組織活性化と教育関係諸団体との連携を図っていくと表明。「“未来を見据え、チーム北海道として進む道小”として北海道教育の質の向上に努め、4年度の第一歩を踏み出していきたい」と述べた。

 教育研究大会の開催に当たっては、会同・ハイブリットの両面で準備を進めつつ参画型の充実を目指すとし「道小の総力を結集し、実り多い大会になるよう支援していく」と力を込めた。

 退任役員に感謝状を贈呈し、鈴木直道知事や道教委の倉本博史教育長ら来賓祝辞・メッセージを紹介した。

 続いて、道教委の中澤美明学校教育局指導担当局長が「子供たちの健やかな成長と学びを保障するために」と題して講話し、修学旅行をはじめとする新型コロナウイルス感染症対策や危機管理の留意点を伝えたほか、教職員の参画意識の高揚やモチベーションの向上を図る校長のリーダーシップを呼びかけた。

 議事では教育研究旭川大会(9月9・10日)の開催など本年度の活動計画や活動の重点を決定し、総会・研修会宣言を決議した。

 本年度の役員はつぎのとおり。=全て新任、敬称略=

▽会長=紺野高裕(札幌市北九条)

▽副会長=山村健史(千歳市千歳)、石前聖香(旭川市日章)、池田克己(知内町知内)、手塚敏(苫小牧市美園)、伊賀真美(帯広市明星)、出葉充(札幌市桑園)

▽監査委員=前田敦子(寿都町寿都)、北島信(鷹栖町北野)、前田知彦(函館市駒場)、水上義則(平取町平取)、平野真奈美(清里町清里)

▽事務局長=森田智也(札幌市北園)

▽事務局次長=松村隆志(札幌市手稲中央)、渡邉均(倶知安町倶知安)

▽会計理事=末原恵蔵(札幌市緑丘)

(道・道教委 2022-05-11付)

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