道教委 4年度働き方改革事業 9地域35校で展開 部活動の在り方検討なども
(道・道教委 2022-05-11付)

 道教委は、働き方改革推進事業の4年度推進地域・推進校を決定した。推進地域は新規の旭川市を含む9地域、推進校は栗山高校など新規6校を含む35校で、実効性の高い働き方改革の取組を全道に普及させる。本年度は推進地域で部活動の在り方の検討に努めるほか、道立学校では教頭・副校長の業務平準化モデルを検討する予定。

 働き方改革推進事業は2年度から開始。学校の実態に応じた効果的な働き方改革を進めるため、北海道の学校における働き方改革手引『Road』の実践事例の普及啓発や北海道アクション・プランで掲げる取組を積極的に進め、好事例の横展開を図ることを目的としている。

 4年度の推進地域は喜茂別町、日高町、厚沢部町、旭川市、美瑛町、初山別村、幌延町、紋別市、中標津町の9地域で、このうち新規は旭川市のみ。

 推進校は小学校13校、中学校10校、高校11校、特別支援学校1校の計35校。このうち学校力向上に関する総合実践事業の指定校が14校、校長の庁内公募による道立高校の指定校が10校となっている。

 推進地域では、時間外在校等時間を月45時間以内、1年で360時間以内とする北海道アクション・プランの目標達成に必要な環境整備に努め、推進校での取組を普及させる。推進校では手引『Road』を活用した働き方改革を積極的に進め、各管内で実施する報告会などで成果を発信する。

 道教委の働き方改革推進チームが推進地域・推進校の取組をサポート。各教育局の主幹(働き方改革)と連携して推進校に指導助言を行う。

 本年度は新たに、推進地域で休日部活動の地域移行を含めた部活動の在り方の検討に努めることとし、部活動の在り方検討協力地域との連携を図る。また、道立学校の推進校で教頭・副校長の業務平準化のモデルについて検討する予定。

 4年度推進校はつぎのとおり。

▼空知

▽芦別市芦別中▽栗山高(新規)

▼石狩

▽北広島市東部中▽野幌高(新規)

▼後志

▽喜茂別町喜茂別小▽小樽市稲穂小▽余市紅志高

▼胆振

▽伊達市東小▽鵡川高

▼日高

▽浦河町堺町小▽日高町富川中▽浦河高(新規)

▼渡島

▽函館市桔梗小▽松前高

▼檜山

▽厚沢部町厚沢部小▽厚沢部町厚沢部中▽江差高

▼上川

▽旭川市東光小(新規)▽美瑛町美瑛小▽名寄市名寄中

▼留萌

▽初山別村初山別中▽留萌市港南中

▼宗谷

▽稚内市稚内南小▽幌延町幌延中

▼オホーツク

▽網走市網走小▽紋別市紋別中▽網走南ケ丘高▽北見支援(新規)

▼十勝

▽広尾町広尾小▽鹿追高▽帯広三条高

▼釧路

▽鶴居村鶴居中▽阿寒高(新規)

▼根室

▽中標津町丸山小▽別海町別海中央小

(道・道教委 2022-05-11付)

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