札幌市教育ビジョン振り返りシートの概要⑯　図書館活用の生涯学習充実　地域の学びコーディネート機能強化へ

（札幌市 2022-09-05付）

【地域生涯学習の活発化】

▼現行計画策定時の課題

　これからは生涯学習推進のつぎの段階として、地域を重視し、地域に立脚した、より一層きめ細かな学習支援が求められている。

　そのため、地域の施設を有効活用した生涯学習の展開や学習交流の場の設置によって、多世代間の自発的な学び合いを促進し、地域における生涯学習をより一層活発化することが求められている。

▼平成２９年度から令和３年度末までの取組およびその成果

▽引き続き、生涯学習センターを中核施設として札幌の生涯学習を推進し、地域においても区民センター、地区センター等のコミュニティ施設で各種学習関連事業を実施したほか、各コミュニティ施設におけるご近所先生企画講座の実施や、ちえりあ市民講師バンクの活用推進等によって、生涯学習の普及と裾野の拡大に取り組んだ

▽平成３０年４月、図書館との連携を核とした新たな生涯学習推進体制の方針を策定。身近な地域で学びを深められる環境整備を進めるため「さっぽろ市民カレッジ」においては、生涯学習センターと図書館とが連動した講座開催に取り組んだ

▼課題への対応状況

▽図書館を生涯学習の重要な「知の拠点」に位置付け生涯学習センターとの連携を強化するとともに、全市的な生涯学習推進体制の再構築を進めるため、身近な学習環境の充実を図り、将来のさらなる生涯学習活動に向けて取り組んだ

▼新たな課題（積み残しも含む）

▽身近な地域で学びを深められる環境づくりを加速するための、地区図書館やコミュニティ施設等の地域の学習拠点のさらなる充実

▼現行計画策定時との比較

▽２９年３月、第３次札幌市生涯学習推進構想を策定

▽３０年４月、図書館との連携を核とした新たな生涯学習推進体制の方針を策定

▼４年度以降の主な取組内容

▽生涯学習センターが行う、ご近所先生企画講座やちえりあ市民講師バンク等の、地域における生涯学習関連事業の継続的な展開

▽図書館を活用した生涯学習関連事業のさらなる充実

▽講師派遣や学習機会のマッチングをはじめとした、地域における学びのコーディネート機能の強化

(札幌市 2022-09-05付)