より良い学校経営へ　胆振管内校長会　研究大会

（関係団体 2022-09-06付）

管内の校長約１００人が参加した。写真は苫小牧の配信会場

　【苫小牧発】胆振管内校長会（瀧澤義守会長）は２日、教育研究大会兼教育経営・法制研修会をオンライン開催した。管内の校長ら約１００人が参加。第８期研究計画の説明や提言発表、講演等を行い、より良い学校経営に向けて職能向上を図った。

　配信会場の苫小牧市教育・福祉センターには、瀧澤会長ら１５人が参加。このほかの参加者はビデオ会議システムを活用して自校から参加した。前半は研修会、後半は研究大会の２部構成で行った。

　はじめに瀧澤会長があいさつ。「コロナ禍ではあるが以前と同様に授業改善、学力向上、体力向上、特別支援教育向上を進めていかなければならない。先の見えない状況が続くが、本研修会、研究大会が職能向上の一助となり、参加者同士のネットワークづくりにつながれば」と期待した。

　本部代表あいさつに立った道中学校長会の野﨑均会長は、研修会で講師を務めることに触れ「皆さんの学校経営の一助となれば」と述べた。

　来賓あいさつした胆振教育局の針ヶ谷一義局長は「研修の成果が学校経営の適正化、職能向上、市町の課題解決につながるものと期待している。より良い学びが充実・発展・拡充するよう議論を深めてほしい」と話した。

　研修会では、野﨑会長が全国・全道の教育情勢等を説明。教育関連の新聞記事等を引用しながら学校を取り巻く現状についての情報を共有した。また、道小学校長会・道中学校長会の担当者が学校経営上の諸課題に関する事前質問への回答を行った。

　研究大会では、毛利毅研修部長が第８期計画研究の内容を説明した。また、今後開かれる研究大会等で提言発表する校長がその内容を説明。今月の道小学校長会教育研究旭川大会で提言発表する伊達市立有珠小学校の柳澤君彦校長が「知性・創造性」と題する提言、１０月に開かれる全日本中学校長会研究協議会北海道大会で提言発表する壮瞥町立壮瞥中学校の松岡賢晃校長が「学校と地域の連携・協働によるチーム学校の実現」と題する提言について説明した。

　最後に胆振教育局の井内宏磨義務教育指導監が講話。「学びと学校経営～変化を生み出す学校経営」と題して、より良い学校の実現に向けて校長に求められる事項などを伝えた。

(関係団体 2022-09-06付)