札幌市内小中学生の食物アレルギー　１２・７％１万６８２２人　４年度　原因は果物が最多

（札幌市 2022-09-08付）

４年度学校給食で使用する食材で食物アレルギーの原因となる主な食品（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、本年度の学校給食における食物アレルギー対応の状況をまとめた。食物アレルギー症状のある小中学生は１万６８２２人で、全体の１２・７％を占めた。前年度比で１・１ポイント減少した。アレルギーの原因となる食品は、小中学生共に果物が一番多かった。

　小・中学校における食物アレルギー症状のある児童生徒の割合は、小学校が１万７５５人で１２・１％、中学校が６０６７人で１３・８％。前年度より小学校で１・０ポイント、中学校で１・５ポイント減となった。

　学校給食での対応として、給食で使用している食材について情報提供している児童生徒は、小学生で１８０４人（２・０％）、中学生で８１６人（１・９％）だった。

　牛乳アレルギーで飲用を中止している小学生は５３９人（０・６％）、中学生は２８６人（０・６％）。

　献立内容によって主食や副食を持参している小学生は１３９４人（１・６％）、中学生は５９１人（１・３％）。

　過度の症状のため毎日弁当を持参している小学生は８２人（０・１％）、中学生は３７人（０・１％）。

　除去食の対応をしている小学生は７９４人（０・９％）、中学生は３１８人（０・７％）だった。

　代替食の対応をしている小学生は３４３人（０・４％）、中学生は１８４人（０・４％）。

　食物アレルギーの原因となる食材は、小・中共に果物が最多で、小学生で３９７０人（３６・９％）、中学生で３５０４人（５７・８％）だった。次いで、卵、魚卵などの順に多かった。

(札幌市 2022-09-08付)