稚内養護　建設企業協力で　冬季交通事故防止願い　砂入りペットボトル準備

（学校 2022-10-07付）

ドライバーの安全を願いながら砂を詰めた

　【稚内発】稚内養護学校（澤田崇史校長）は３日、作業学習の一環として学校近くの国道２３８号沿いに設置される滑り止め用の砂利をペットボトルに詰める作業を実施した。市内の山本建設㈱の協力を受け、高等部の生徒３人が参加。丁寧に砂を詰め、冬季のスリップによる交通事故の防止を願った。

　同校では「人々とかかわりながら、社会で役割を担う元気な人を育てる」を学校教育目標に掲げ、地域との積極的な交流による学習を展開している。

　砂詰め作業は、同社の協力によって８年目を迎えた。国道２３８号道路維持除雪工事を請け負う同社は、地域貢献活動の一環として協力している。

　作業は３日から開始。１４日までに５日間の活動日を設け、１０００本のペットボトルに砂を詰めることを目標としている。

　３日は、生徒３人のほか、教員５人が同社倉庫内で作業。スコップやおたまでペットボトルに砂を詰め、冬季の路面維持と交通事故の未然防止を願った。

　同社の羽賀新一工務部長は「１０月は各種工事の追い込み時期で人員不足になってしまう。学校の作業協力には非常に感謝している」と話した。

　ペットボトルは、１１月上旬から２３８号沿いに設置する予定。

(学校 2022-10-07付)