道高校長協会が第３回支部長研　経産省の浅野氏講師に　後期研５年１月１０日から開催

（関係団体 2022-10-14付）

情報交流では、修学旅行中のコロナ対応などについて実態を交流した

　道高校長協会（林正憲会長）は１１日、札幌市内の道第二水産ビルで第３回支部長研究協議会を開いた。林会長は教頭候補者の確保・育成について「後進の育成と環境づくりに努め、まず目の前の人材の育成を大切に」と呼びかけた。協議では、後期研究協議会を５年１月１０日から２日間、ホテルライフォート札幌で対面式で開催することを決定。講演の講師は「未来の教室」プロジェクトや「ＧＩＧＡスクール構想」を推進してきた経済産業省の浅野大介氏とした。

　はじめに林会長があいさつ。文教施策要望について「今回は重点項目を絞り込んだため、道教委とも十分話し合うことができた」と成果を振り返り「要望を出したら通るというわけにはいかないが、要望を上げなければ声は伝わっていかない」とし、道教委の回答の変化を見ながら粘り強く要望していく考えを示した。

　また、教頭候補者の確保・育成について、当初の申し込みより増加したことを述べ会員や関係者の尽力に感謝。「今後も後進の育成と、管理職になりたいと思う環境づくりに努め、まず目の前の人材の育成を大切にしていこう」と呼びかけた。

　また、道教委の「北海道教育推進計画」と「これからの高校づくりに関する指針」の素案について、それぞれ１４日と２４日までパブリックコメントを募集していることに触れ「校長先生方もぜひ内容を読み、意見を寄せていただきたい」と求めた。

　協議に入り、後期研究協議会の概要について決定。５年１月１０日から２日間、ホテルライフォート札幌を会場に対面で開催することとした。

　また、講演の講師を「未来の教室プロジェクト」や「ＧＩＧＡスクール構想」を推進してきた経産省産業資金課長・投資機構室長・Ｗｅｂ３・０政策推進室長の浅野氏に決定した。

　報告事項に入り、道教委との文教施策要望に係る教育懇談会の内容や、９月に開かれた道高校・専修学校連絡協議会の内容、９～１１月の所管事項、１０～１２月の業務日程などについて承認。

　情報交換では、修学旅行等に関し、出発直前や旅行中の新型コロナウイルス陽性者の実際の取り扱いについて各校の実態を交流した。

　また、中学校の部活動の地域移行について、地方では人員確保が苦しいため「土日は高校と一緒にできないか」と教育長から打診があったと、支部から話題提供も。

　さらに、十勝支部からは「教育局と連携し、ＩＣＴ事業促進プロジェクトの実施を計画している」との報告があった。

(関係団体 2022-10-14付)