【解説】就職内定率 9月末で43%に
(解説 2022-11-11付)

 道労働局によると9月末現在における5年3月新規高校卒業者の道内就職内定率は43・5%となり、平成26年の22・7%と比べて大きく上昇していることが分かった。求職者数は前年同月と比べ12・2%減の5277人となった一方、求人数は10・7%増の1万6533人と増加している。

 9月末の求職者数は男子が2879人、女子が2380人で男子が11・5%、女子が12・9%減少している。

 対して道内の求人数は名寄を除く全道19地域で前年同月を上回っており、札幌圏が12・8%増の5952人、函館が25・1%増の1113人、旭川が3・3%増の1321人、帯広が5・2%増の1524人などとなった。

 産業別では建設業が3992人、卸売業・小売業が2797人、製造業が2513人などと多い。情報通信業を除く全ての産業で前年同月を上回っており、宿泊業・飲食サービス業が27・8%、生活関連サービス業・娯楽業が18・8%、製造業が18・3%増加している。

 求人倍率は0・64ポイント上昇して3・13倍に。倍率が最も高いのは札幌圏で、1・32ポイント上昇し5・27倍だった。

 他の地域をみると、函館が0・66ポイント上昇し2・21倍、旭川が0・15ポイント上昇し2・15倍、帯広が0・42ポイント上昇し2・80倍。最も上昇したのは岩内で2・17ポイント上昇し4・50倍だった。

 就職内定率を地域別にみると、札幌圏が0・1ポイント下降し33・8%、函館が8・1ポイント上昇し46・0%、旭川が6・1ポイント上昇し47・0%、帯広が6・7ポイント下降し45・4%となった。

 内定率が最も高かったのは浦河で26・1ポイント上昇し59・4%だった。

(解説 2022-11-11付)

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