札幌市まちづくり戦略専門部会　不登校児童生徒支援を　子・若者などテーマに議論

（札幌市 2022-11-24付）

　札幌市は１６日、市政運営の基本指針「まちづくり戦略ビジョン」（４～１３年度）審議会専門部会を開き、子ども・若者、生活・暮らしをテーマに、施策について議論した。委員からは不登校児童生徒の支援強化などを求める意見が出た。

　まちづくり戦略ビジョンは、基本目標を掲げ、１０月に策定済みの「ビジョン編」と、施策集の「戦略編」で構成する。今回の議論は、来秋の戦略編策定に向けたもの。

　この日は、オンラインを含め、大学教授ら委員７人が出席した。

　委員から、不登校児童生徒に関して「コロナ禍で全国的に増加しており、市においても大きな課題」と指摘があり、不登校の未然防止や、多様な学びの機会の確保を求める意見が出た。

　このほか、資格を持っているが保育所などで働いていない「潜在保育士」の活用や、妊娠に悩みを抱える女性への支援の充実にも目を向けてほしいとの声があった。

　今後も、地域分野やスポーツ・文化分野など各専門部会を通じて、内容を固める。

(札幌市 2022-11-24付)