夕張高生が４商品開発　地学協働で地域を元気に！　地元食材使用　鈴木知事も笑顔

（学校 2022-11-29付）

夕張高開発商品発表会・高校生が開発した商品

　夕張高校（濱村隆康校長）は２５日、道庁本庁舎で北海道ＣＬＡＳＳプロジェクト開発商品発表会を開催した。カレーパンやガレットなど、夕張産そば粉を使用して開発した４種類の商品を発表し、来庁者に配布。試食した鈴木直道知事と倉本博史教育長も「おいしい！」と笑顔を見せ、地域の魅力を発信する生徒たちにエールを送った。

　夕張高は道教委の道ＣＬＡＳＳプロジェクト（地学協働活動推進実証事業）の研究指定校。地域との連携・協働体制を構築して地域の活性化に向けた実践的な学習を展開している。

　事業２年目を迎える本年度は市内事業者による協力を受け、夕張産そば粉を使用した商品の開発に挑戦。市場調査、民間企業への取材、試作品の販売やアンケートなどを経て改良を重ね、商品パッケージやチラシの作成など役割を分担して取り組んだ。

　開発した商品はカレーパン、ガレット、スコーン、チュロスの４品。このうちカレーパン（商品名・ばりパン）は、表面にまぶしたそば粉やめんつゆを使った和風テイストのカレーで夕張市のご当地グルメのカレーそばを表現。４商品いずれも他の食材では出せないそばの香りや味わいを生み出しているのが特徴となっている。

　発表会に先立ち、商品４種の入った１００セットを道庁の来庁者たちに配布。ガレットを使ったアレンジレシピのチラシも用意し、商品をＰＲした。

　発表会には鈴木知事、倉本教育長、厚谷司夕張市長、小林広明夕張市教委教育長が出席。普通科３年生の二階堂すずかさんら開発に携わった生徒たちは、そばの香りや風味を引き出す試行錯誤や工夫を説明した。

　試食後、鈴木知事と倉本教育長が生徒たちに質問。鈴木知事は生徒たちの創意工夫と努力をたたえ、高校段階から地域課題の解決に取り組む学習の重要性を強調。「夕張や北海道の素晴らしさを伝えてくれたらとてもうれしい。これからも頑張ってください」と激励した。

　二階堂さんは「直前までとても緊張したけど鈴木知事ら皆さんに喜んでもらい、達成感と喜びでいっぱいです」と笑顔で話した。同校は１２月以降、道の駅夕張メロードで開発した新商品を販売する予定。

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夕張高開発商品発表会

(学校 2022-11-29付)