優れた高校等の取組に道教委 「地学協働アワード」創設 一層の取組推進と活性化へ(道・道教委 2022-12-01付)
道教委は、優れた地学協働活動に取り組んだ高校等を表彰する「北海道地学協働アワード2022」を実施することを決定した。自薦・他薦に基づき各校が提出した資料を審査し、グランプリ、準グランプリ、特別賞等を選定。5年2月に開催する地学協働フォーラムで「地学協働アワード発表会」を実施し、審査結果の発表と上位入賞校による取組の発表を行う。
地学協働は、幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動。
また、子どもの成長を軸に地域と学校が意見を出し合い学び合う中で、地域の将来を担う人材の育成を図るとともに、地域住民のつながりを深め、自立した地域社会の基盤の構築・活性化を図る「学校を核とした地域づくり」を推進し、地域の創生につなげていくことを目指している。
地学協働アワードは、地域と連携・協働して優れた学習活動に取り組み、内容が他の模範と認められる学校に対して、その功績をたたえるとともに、全道における地学協働のより一層の推進と活性化を図るため、実施することとしたもの。
表彰の対象は札幌市を含む公立の高校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部。
地学協働に取り組む学校のうち、総合的な探究の時間や各教科・領域等の授業において、地域の人材や企業、関係機関等と連携して、地域課題の解決を図り、地域の創生につなげていくことを目指した学習活動を進めている、他の模範となる学校を表彰する。
市町村立学校は、所管する市町村教委・教育局の推薦か当該校校長の自薦が必要。道立校は教育局の推薦か当該校校長の自薦が必要となる。
学校は必要書類や写真を電子データで提出(提出期限は12月下旬だが、道立・市町村立や自薦・他薦の別によって提出先や期限が異なるので注意が必要)。
エントリーシートと提出資料について、地域課題の把握、テーマの設定、地域との連携・協働、地域資源の活用、体験活動の展開、学習成果の発信、学習の発展の7つの観点から審査し、グランプリ、準グランプリ等を決定する。
5年2月中旬にオンライン開催する地学協働フォーラムで、北海道地学協働アワード2022発表会を実施。審査結果を発表するとともに、上位入賞校に取組や成果について発表してもらう予定。
(道・道教委 2022-12-01付)
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