部活動、いじめ防止等議論　２日から４定道議会一般質問

（道・道教委 2022-12-02付）

　４定道議会本会議ではきょう２日から一般質問が始まり、本格的な議論に入る。北海道部活動の地域移行に関する推進計画（仮称）や改定道いじめ防止基本方針、来年度から始まる新たな研修制度に向けた教師の学びなど、道教委の今後の施策が議論される。

　少子化が進む中、子どもたちが持続的にスポーツや文化・芸術に親しむ新たな環境の構築に向け、国や関係団体の動きが急速に進んでいる。各市町村で新たな体制への模索が進む一方、受け皿となる運営団体や指導者となる人材の確保など課題も多く、本道における部活動改革の方向性について議論される。

　いじめ問題の現状や課題、児童生徒を取り巻く社会情勢の変化を踏まえ、道教委は道いじめ防止基本方針の改訂に向けて準備を進めている。道・市町村・学校間の一層の連携強化と早期の組織的対応の徹底などが主眼だが、より実効性のある対策を講じるための方針の在り方が論点となる。

　教員免許更新制の廃止に伴い来年度から研修履歴を活用した研修制度が開始。道教委が設置する道教員育成協議会では１１月から北海道における教員育成指標の５年ぶりの改訂へ検討が始まった。教員の主体的・継続的な自己研鑚による資質・能力の向上に向けた学びの在り方が議論される。

　このほか、ケアラー支援、幼児教育、持続可能な学校給食の在り方、５年度インターハイ、進路指導、感染症対策、魅力ある学校づくり、道総合教育大綱などが議題として挙がっている。

(道・道教委 2022-12-02付)