道ケアラー支援推進計画素案　学校の認知度１００％に　道が２７日までパブコメ募集

（道・道教委 2022-12-06付）

　道は１１月２８日から「北海道ケアラー支援推進計画」（仮称）素案に対するパブリックコメントの募集を開始した。

　４月に施行した「北海道ケアラー支援条例」に基づき、総合的・計画的に施策を推進するため、具体的な取組等を示したもの。計画期間は５～７年度の３年間。

　①普及啓発の促進②早期発見および相談の場の確保③ケアラーを支援するための地域づくり―の３つの柱ごとに具体的取組を示しているほか、施策の推進管理を行うための数値目標を設定。

　ケアラー（ヤングケアラーを含む）に関する道民の認知度、児童生徒のヤングケアラーに関する認知度、児童生徒のヤングケアラーの相談窓口に関する認知度は、いずれも５０％以上を目標とした。学校のヤングケアラーに関する認知度は１００％を目指す。

　相談支援体制の構築と窓口の明確化は、道内全ての市町村で構築（１００％）、分野横断的な協議の場の設置も１００％とした。

　ヤングケアラー・コーディネーターが行う研修については、市町村（児童福祉分野・教育委員会）、学校（小・中・高）、関係機関（児童相談所等）から少なくとも１人は受講するものとして積算し、３年間で受講者数２４００人を目指す。

　パブリックコメントの募集期間は２７日まで。

(道・道教委 2022-12-06付)