５年度予算概算要求基本方針　知事選控え骨格編成　基本経費や感染症対策など　道教委

（道・道教委 2022-12-09付）

　道教委は７日の教育委員会会議で５年度予算概算要求の基本方針を決定した。４年に１度の知事・道議会議員の改選期を迎えるため骨格予算となることから人件費や庁舎の維持管理などの基本的経費や新型コロナウイルス感染症対策などに必要な予算要求を進める。

　道では収支不足額が生じる来年度以降の見通しを踏まえ、歳出の量的な削減、既存事業の再構築やスクラップアンドビルドなどの限られた財源の効果的・効率的な活用を図る方針を示している。

　このため道教委は、学校教育や児童生徒に直接影響のある経費や施設の維持・保全に要する経費、感染症対策をはじめとした情勢変化を踏まえた予算要求を進める方針。また、政策評価結果を踏まえた見直しを確実に予算に反映させ、簡素で効率的・機動的な執行体制の構築へ組織機構や職員配置を検討する。

　山本純史総務政策局長は「厳しい財政状況であるが、予算の執行上学校の教育活動や児童生徒の学習指導、心のケアに支障が生じないよう十分に配慮しながら予算を要求していく」と述べた。

(道・道教委 2022-12-09付)