2団体4個人に栄誉 根室局 管内教育実践表彰(道・道教委 2023-02-08付)
標津高・鈴木教諭
【釧路発】根室教育局は、4年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育では、標津高校の鈴木祐二教諭、授業改善推進チームのチーム員を務める根室市立花咲小学校の有我佑介教諭、根室市立成央小学校の馬場俊太郎教諭、根室市立北斗小学校の定木健悟教諭の4人と、別海高校みんなで拓く学校づくり運営協議会が受賞。社会教育では別海町スケート協会の1団体が栄誉に輝いた。日向正明局長が受賞者のもとを訪問し、表彰状を授与する予定。受賞者の功績概要はつぎのとおり。
=敬称略=
学校教育
▼鈴木祐二(標津高教諭)
学習指導はもとより生徒会活動等、学校教育の充実・発展に寄与するとともに、若手教員の指導・育成にも尽力している。
特に生徒会担当を歴任し「特別活動を通した教育活動の充実」を目的に積極的な地域連携による、地域に根差した生徒会活動を行っている。
また、防災教育において「標津町オリジナルHUG」の作成や町内のこども園、小・中学校での防災に関する出前授業の実施など地域の教育資源を生かした教育活動を積極的に取り入れており、その成果は道教委の事業等を通じて全道に広く発信し、活用されている。
▼授業改善推進チーム=有我佑介(根室市花咲小教諭)、馬場俊太郎(根室市成央小教諭)、定木健悟(根室市北斗小教諭)
市内全小学校を巡回し、各校の教職員とコミュニケーションを図りながら、教職員の授業改善を通して児童の学力向上に努めてきた。
特に3年度には、推進チーム映像版実践資料「指導と評価の一体化による授業改善の実践」を制作し、単元を通して変容する児童の姿をまとめ発信しており、その成果は管内他地域でも活用されるなど「主体的・対話的で深い学び」の実現および児童の自尊心や社会性の向上に寄与している。
また、4年度には「端末活用推進チーム」として「授業記録ファイル」を活用し、指導事項、評価を踏まえ端末活用の意図を明確にした授業改善への指導助言や市内各校へ推進チーム通信として好事例の周知など、授業改善と学習指導の一層の充実を図っている。
▼別海高校みんなで拓く学校づくり運営協議会(佐藤浩二会長)
道立高校で最初に導入されたコミュニティ・スクールとして「地域の子どもたちは地域で育てていく」という理念のもと、長きにわたり同校の学校運営に参画し、魅力ある教育活動の推進に尽力している。
特に、生徒の学力向上や進路実現のため「医師や教員について学ぶ座談会」や「地元企業による合同説明会」を実施するほか「ミニ人間ドック」や「民間宿泊施設の建設」に取り組むなど、生徒の教育活動や生活環境の充実に資する取組を実践している。
これらの取組は、現在コミュニティ・スクールの設置が進む中で、他の高校や教育委員会において参考にされるなど広く全道に発信されている。
社会教育
▼別海町スケート協会(楠瀬功会長)
41年間にわたり、スピードスケート指導等を通した青少年の健全育成の推進に中心的な役割を担っている。
特に、冬季間のスケートリンク造成および競技環境の整備を通じて別海町内のスピードスケート少年団の支援を行うほか、別海町内および根室管内規模のスピードスケート大会を主催し、中には後のオリンピック選手も輩出されるなど、冬季における青少年の体力向上に係る機会を設けており、青少年の健全育成において優れた取組を実践している。
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花咲小・有我教諭
成央小・馬場教諭
北斗小・定木教諭
別海高CS
別海町スケート協会
(道・道教委 2023-02-08付)
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