授業改善推進チーム配置の旭川朝日小 端末活用し指導力向上 高校ICT担当者に授業公開(道・道教委 2023-02-09付)
【旭川発】道教委の授業改善推進チーム活用事業端末活用推進チーム配置校の旭川市立朝日小学校(高野拓実校長)は1月27日、高校のICT担当者に端末を活用した授業を公開した。タブレットの録画機能やミライシードの授業支援ソフト・オクリンクを活用した授業公開と終了後の交流を通して、ICT活用による授業力向上を図った。
学力向上推進事業「授業改善推進チーム活用事業」の取組に関して、高校の教員が旭川市内の小・中学校における1人1台端末を活用した授業実践を見学することで、高校における1人1台端末を活用した授業の進め方について理解を深めることが目的。
当日は1年1組国語「たぬきの糸車」(古谷道子教諭、児童数28人)を公開した。
8時間扱いの8時間目で、本時の目標は「語のまとまりや言葉の響きなどに気を付けて、好きな場面を音読できる」と設定した。
古谷教諭は課題「すきなところを、こえに出してよむ」を示した上で、悪い例として速く、抑揚がなく、句読点を無視して一文を読み上げ、子どもたちから「速い」「ロボットみたい」などの声を引き出した。
その上でレベル1は句読点、2は大きさ、3は速さと段階を踏んで気を付けて読むよう呼びかけた。
ICTの活用として、自分の音読の様子をカメラで録画しながら個人練習を行うよう求め、自分の音読を見直すことで課題に気付かせた。
グループ交流に移り、3、4人のグループで互いの音読を聞き合い、良さを認め合うよう働きかけた。
このあと、交流で学んだことを生かして再度録音。ミライシードのオクリンクで提出箱に一番良くできたものを提出させた。
提出箱で友達の動画を見させることで、友達の音読の良さに気付かせ、良い音読をプロジェクターで映し、全員で共有した。
終末では、できるようになったことや頑張ったことを振り返った。子どもたちは「レベル2までできた」「声の大きさに気を付けた」「大きな声で撮った」などと発表した。
授業後の交流では、子どもたちがログインに慣れるまでにかかった期間やアプリケーションのインストール・メンテナンスなどについて話し合った。
(道・道教委 2023-02-09付)
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