雪まつりで高校生がPR! 届けよう“おもてなしの心” 参加型クイズで盛り上げ
(道・道教委 2023-02-08付)

 5年度全国高校総体(インターハイ)開催まで半年を切る中、4日開幕となったさっぽろ雪まつりの会場では高校生たちによる様々なPRイベントが行われている。初日の紹介ステージでは正解者にプレゼントを贈呈する参加型クイズを実施し、プロ顔負けの司会進行で会場を盛り上げた。

 初日は道高校生活動推進委員会の生徒19人が参加。事前にリハーサルを2回、ランスルー(本番同様の通し稽古)を1回実施して本番に備えた。台本どおりに練習したあと、2回目以降は「どうすればお客さんに伝わるのだろう」と生徒自ら工夫を凝らしてせりふを考案。「おもてなし」の心を観客に届ける話し方にこだわった。

 いよいよ本番を迎え、道高校総体広報活動応援大使を務めるAir―G’パーソナリティーの森本優氏と共に高校生たちが登壇。36年ぶりの道内開催となる5年度インターハイの概要や道内の各会場地、競技種目を明瞭な声で分かりやすく説明した。

 森本氏のユーモアあるトークで会場は笑顔に包まれ、和気あいあいの様子でイベントが進行。インターハイに関するクイズには多くの参加者が手を挙げて回答し「道高校生活動のイメージキャラクター、ピリカの頭上に止まっている鳥の名前は?」との高校生の質問に対して、回答者の子どもが「シマエナガ!」と元気良く答えると会場から大きな拍手が沸き起こり、大喜びの様子で景品を受け取っていた。

 次回の紹介ステージは11日午後1時30分から実施する予定。

◆6高校が競技紹介 勇壮な演武 聴衆を魅了

 5、6日は高校生による競技紹介を実施した。旭川市で開催される少林寺拳法では、富良野高校と石狩南高校の生徒たちが団体演舞を披露。一斉に繰り出される突きや蹴りの美しい所作に、外国から訪れた多くの観光客から「ワオ!」と歓声が上がり、手持ちのスマートフォンで夢中になって撮影した。

 空手(恵庭市で開催)の紹介は恵庭南高校の生徒が担当。組み手を披露するとともに試合のルールを分かりやすく解説した。なぎなた(千歳市で開催)の紹介では、道内唯一となる札幌国際情報高校のなぎなた部の生徒が音楽に合わせて集団で演舞する「リズムなぎなた」を披露し、練習の成果を遺憾なく発揮した。

 相撲(北斗市で開催)は函館水産高校と大野農業高校相撲部の生徒たちが競技を紹介。まわし姿とはだしの雄姿で、雪の壇上でも力強い四股や当たり稽古を披露し、その雄姿で観客を魅了した。

◆SNSフォローでオリジナルグッズ

 会場には広報PRブースを設置し、会場地市町のPRパネルや総合ポスターを展示している。モニターでは高校生による雪像制作の過程を上映しているほか、ピリカやウイニン君の紹介図を展示しており、インターハイの全体像が一目で分かるものとなっている。

 PRブースで公式ユーチューブチャンネルやツイッターの参加登録をした来場者には、インターハイオリジナルのクリアファイル、缶バッジ、ウエットティッシュ、ボールペンをプレゼント。

 各グッズは道高校生活動推進委員会の生徒がアイデアを募り決定したもので今回が初の配布となる。PRブースの設置は雪まつり最終日の11日午後4時まで。

(道・道教委 2023-02-08付)

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