十勝局 教育長会議で5年度重点 3重点10柱28項目に 休日の部活動地域移行新設
(道・道教委 2023-03-02付)

十勝局教育長会議

 【帯広発】十勝教育局は2月14日、管内市町村教育委員会教育長会議を開いた。オンラインを含め各自治体の教育長19人が参加。局は、本年度の成果や課題を踏まえ、5年度管内教育推進の重点を提案した。

 開会に当たり、新山知邦局長があいさつ。各校で新年度の教育活動を検討する時期に入るため、早い段階から管内教育推進の重点を示すことで、教育推進に向けた合言葉「十勝はひとつ~子どもたちのために」に向け「気運を高めていきたい」と話した。

 続いて、瀬越義範教育支援課長が5年度管内教育推進の重点案を説明した。

 例年と同様に「十勝らしい一人一人の学びの実現」をテーマに掲げ、合言葉「十勝はひとつ~子どもたちのために」のもと、管内一体となって取組を進めるとした。

 「5つの重点・10の柱・30項目の具体」で示した4年度の重点を変更し、5年度は「3つの重点・10の柱・28項目の具体」とする予定。現在、策定に向けて準備が進む道教育推進計画案を参照している。

 変更点をみると、4年度の柱の一つ「豊かな人間性と社会性を育む」に位置付けたいじめ等の問題への対応を道徳教育と分け、学校いじめ対策組織による取組として確立する見通し。

 また、新設した項目「休日の部活動の地域移行に向けた具体的な取組の推進」に関して、局独自の視点から、柱の一つ「家庭や地域と連携して子どもの学びを支える」に位置付けるもよう。

 出席者は、道の計画案にある「STEAM教育の推進」に関連する項目について質問。瀬越教育支援課長は、重点には位置付けないものの、探究的な学びや教科等横断的な学びの意味合いを「育成を目指す資質・能力の明確化によるカリキュラム・マネジメントの充実」に含め、引き続き推進する考えであることを伝えた。

(道・道教委 2023-03-02付)

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