道独自の２特例廃止へ　道教委が部活動方針を改定　国の指針受け修正　１日から

（道・道教委 2023-04-07付）

　道教委は北海道の部活動の在り方に関する方針を改定した。活動時間や休養日の取り扱いについて特例を設ける道独自の「大会１ヵ月前特例」「地域特性特例」を廃止したほか、国のガイドライン改定を踏まえて文言を追記・修正した。

　国は部活動指導員配置促進事業の補助要件として、４年１２月に改定した「学校部活動および新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」順守を求めていることから、道が特例としていた活動時間・休養日の取り扱いを廃止する。

　具体的には、中体連など大会前日１ヵ月以内の期間中、大会出場・練習試合・合宿を行う場合に休業日の活動時間の上限を１時間延長し４時間に設定できる「大会１ヵ月前特例」を廃止。

　また、積雪期の活動が制限される部活動や冬季の部活動の活動時間を延長し、１年間の休養日の下限を規定の１０４日に収める「地域特性特例」を廃止した。

　このほか、国のガイドライン改定に伴って文言を一部修正。「教員の長時間勤務解消のための部活動指導員・外部指導者による指導」「障害の有無にかかわらず生徒が参加しやすい工夫・配慮」「部活動の地域移行を見据えた地域連携」の必要性などを記載した。

(道・道教委 2023-04-07付)