むかわ町穂別地区の３校が連携　小中高で合同河川清掃　協力し合い地域をきれいに

（市町村 2023-08-08付）

３０度近い夏日の中、児童生徒が力を合わせ清掃を行った

　【苫小牧発】むかわ町立穂別小学校（新谷隆校長、全校児童７０人）、むかわ町立穂別中学校（三品秀行校長、全校生徒４０人）、穂別高校（岩瀬均校長、全校生徒２５人）の３校は７月中旬、連携し同町内を流れる鵡川の河川敷地などを清掃する合同ボランティア活動を行った。

　同活動は平成２７年度に穂別地区の３校が、道教委の「小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業」を契機にスタートし、前年度まで同地区の市街地を清掃する活動として実施していた。

　本年度は地域への貢献と小・中・高の連携の深化を目的として、道開発局室蘭開発建設部鵡川沙流川河川事務所が河川愛護月間（７月）と地域の「流送まつり」を前に実施する河川敷地の清掃に合わせて実施。清掃範囲を拡大した。

　この取組を実現するために、前年度から同事務所と学校が密に連絡を取り合い、細かな日程等の調整を行ってきた。

　当日は、小中高生が混在する８つのグループとなって、徒歩で穂別地区の市街地のごみを拾いながら、鵡川の河川敷地に向かい、到着後は河川敷地内を分担して清掃。児童生徒１２５人と教職員３８人が地域の美化に貢献した。

　この日は青空に恵まれ、最高気温が２８・１度を記録し、一時は全道一の暑さとなったが、児童生徒たちは小まめに水分を摂取しながら意欲的に活動。「地域の役に立ててうれしかった」「流送まつりの成功を願い、心を込めて清掃した」「小学生と中学生と高校生が一緒に活動できて新鮮だった」などと感想を述べた。

(市町村 2023-08-08付)