建築工事の迫力体感

（学校 2023-09-01付）

旭工高建築科現場見学会

　【旭川発】旭川工業高校（稲津誠校長）は８月２８日、旭川建設業協会（荒井保明会長）主催の現場見学会に参加した。建築科１年生が参加。現場関係者から作業概要やドローンについて説明を受け、生の建築工事の迫力を体感した。

　会場となった現場は旭川市が発注するリサイクルセンター新築工事。建築工事と設備工事計５本を１４社が共同企業体を結成して令和７年３月までの工期で施工している。

　はじめに、新築Ａ工事を担当する荒井・高・谷脇企業体から荒井建設㈱の阿部勇気現場代理人が工事概要を説明。施設は延べ床面積約３２００平方㍍の地上２階建てで、現在は主に新築Ｂ工事（廣野・畠山・菅原企業体施工）と共に建築工事を主体に作業が進んでいることを完成予想図を示しながら伝えた。

　続いて、生徒は２班に分かれて現場内を見学。基礎型枠や耐圧配筋の施工状況を現場関係者から説明を受けながら見て回り、生の建築現場の迫力を感じ取った。

　このほかドローンについて説明を受け、機械やバッテリーの寿命を質問するなど最新の作業機器に高い関心を示していた。

　最後に質疑応答。生徒たちから「災害発生時の対応は」「現場の熱中症対策は」「現場で必要な心構えは」などと多くの質問が挙がり、現場関係者は「旭川では少ないが、台風等で止めることがある」「小まめな休憩や水分補給等で熱中症を未然に防ぐようにしている」「実際に作業する職人たちと信頼関係を構築し、安全をサポートするよう努めている」と回答した。

　最後に、代表生徒が「教えていただいたことを生かし、今後の勉強や将来の進路実現につなげたい」などと謝辞を述べた。

(学校 2023-09-01付)