帯広柏葉高　ＩＣＴ活用事例紹介へ　特設サイトを開設　授業改善、教員の意識改革に

（学校 2023-09-11付）

　【帯広発】帯広柏葉高校（須藤克志校長）は、同校ホームページにＩＣＴの活用実践を掲載している。８月に特設サイトを開設し、授業および校務における効果的な活用方法を提示。須藤校長は、授業改善に対する教職員の意識改革につながることを期待している。

　同校は５年度から、文部科学省の新規事業「リーディングＤＸスクール事業」の指定を受け、管内全体のＩＣＴ活用の充実に向けた取組を進めている。特設サイトは、効果的なＩＣＴ活用の推進に向けた教職員の実践力向上とともに、校内外への周知を目的に設置した。

　校務に関しては、保護者からの欠席連絡や各種申請、教職員・生徒・保護者対象のアンケートなどにグーグルフォームを活用。配布や集約の手間を省くことで、業務改善につながっていることを示している。

　授業においては、国語や生物基礎、見学旅行の事前学習などにおける活用事例を掲載。グーグルクラスルームやＣａｎｖａ、Ｐａｄｌｅｔ、生成ＡＩなど、多種多様なツールを教職員が授業に生かしている様子を写真と共に見ることができる。

　須藤校長は特設サイトの設置に関して「教職員自らが発信することで自信を持ち、授業改善に対する意識改革につながれば」と期待を寄せている。

　特設サイトは同校が独自に運営しているが、今後、文科省事業の協力校に位置付けた管内全高校と協力して全校のＩＣＴ活用状況を随時更新する見通しだ。

(学校 2023-09-11付)