札商 出張お仕事体験会 建設業 楽しそう 鉄筋の結束や型枠取付等(札幌市 2023-11-21付)
光陽中の様子
札幌市立光陽中学校(長縄聡校長)と明園中学校(伊東美智恵校長)で、今月上旬から中旬にかけて札幌商工会議所主催の「出張お仕事体験会」が開かれた。建設業界で人手不足が進む中、子どもたちに関心を持ってもらおうと同会議所の建設部会・設備工事部会が企画したもの。生徒たちは、鉄筋工事や型枠工事の作業などを体験し、建設業の魅力に触れた。
◆札幌光陽中
光陽中では、2年生約100人が参加。
2日はオリエンテーションで、札幌建設業協会が、実際の建設現場の映像を見せながら様々な職種があることを紹介した。
9日は、北海道空調衛生工事事業協会や札幌塗装工業協同組合などが5つのブースを設けて、生徒たちがグループごとにそれぞれの仕事を体験した。
道鉄筋業協同組合のブースでは、鉄筋はマンションや学校など身近な建物の基礎を支える重要な役割があることを説明。生徒たちは鉄筋同士を結び付ける作業に挑戦し「結束線」と呼ばれる針金を専用の工具で鉄筋にしっかりと固定した。
このほか、生徒たちは配管の組み立てや外壁の塗装、測量などを体験し、建設業の仕事に理解を深めた。
同会議所産業部の佐藤智史さんは「実際に体験することを大事にしてほしい。将来の選択肢の一つにするきっかけとなれば」と話した。
◆札幌明園中
明園中では8日にオリエンテーション、15日に体験会が行われた。
同校は、前年度に引き続き2回目の実施。総合的な学習の時間において、多様な職業について学ぶ機会として位置付けた。
15日の体験会には2年生115人が参加。5ブースのうち道型枠工事業協同組合では、型枠の取り付け、取り外し体験を展開した。
生徒たちは職員の指導のもと、工具を使ってナットを締め型枠を固定する作業に取り組んだ。完成した型枠には、コンクリートの代わりに緩衝材を流し込み、工事の全体の流れを学んだ。
また、電動工具のインパクトレンチを使った体験では「手でやるより速い!」などと驚きの声が上がった。
参加した生徒は「自分たちが住んでいる家を建てるのに1年くらいかかると分かって、大変な職業だと思った」などと感想を話した。
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明園中の様子
(札幌市 2023-11-21付)
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