【解説】子どもの前兆事案 増加傾向に
(解説 2024-02-21付)

 児童生徒の登下校時における不審者の声かけやつきまといが増加している。道警の発表によると、子どもに対する前兆事案の令和5年の発生件数は442件と前年と比べ95件増加。ここ数年減少が続いていたが、増加に転じた。

 前兆事案は「声かけ」が27・6%と最も高く「容姿の撮影」「つきまとい」「身体接触」「身体露出」「のぞき、盗撮」と続く。発生時の子どもの状況は「登校・下校時」が55・7%。午後2~3時に多く発生する傾向にある。場所は「道路(歩道)上」が67・2%と最も高い。

 道内の犯罪件数全体の総数も増加傾向にあり、5年は2万2232件と前年から2628件増加。このうち子どもが対象となる犯罪は422件で124件の増加となった。内容は「暴行・傷害」が7割近くを占めるが、「不同意性交等」が前年の1・8倍、「略取誘拐」が2倍と急増している。

 道、道警、道教委、道内の関係団体で構成する「道犯罪のない安全で安心な地域づくり推進会議」は14日、6年度に向けた推進方策案を審議。

 通学路等における安全点検の確実な実施、学校・保護者・地域住民と連携した巡回パトロールの充実、安全マップの作成・活用に継続して取り組む方針を確認した。

 昨今大きな課題となっている闇バイト対策も盛り込み①幅広い年齢層への多様なメディアによる注意喚起②若者に届きやすい広報・啓発④関係機関・事業者等と連携した効果的な取組―を推進するとした。

 目標指標も再設定。6年度末までに学級活動で通学路の安全マップを活用する小・中学校の割合を90%から100%にするほか、9年度末までに防犯教室・防犯訓練の両方を実施している小・中学校、高校の割合を100%にする。

(解説 2024-02-21付)

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