学校職員の夏季休暇日数 6年度から5日間に拡充 道教委 使用期間は6~10月(道・道教委 2024-03-11付)
道教委は、職員のワーク・ライフ・バランスを推進するため、全ての学校職員の夏季休暇の付与日数と使用可能期間を拡充した。夏季休暇の取得日数を3日から5日、使用期間を7~9月から6~10月へといずれも拡充し、休暇を取得しやすい環境の整備を図る。
6年度からスタートする学校における働き方改革北海道アクション・プラン(第3期)案では重視する視点の一つに「改革を自分ごとに」を掲げ、ワーク・ライフ・バランスを意識した働き方改革を追求し、教職員のウェルビーイングの向上と子どもたちの学びの伸長を図る目標を示している。学校運営体制の見直しなどによる業務効率化に合わせて①月2回以上の定時退勤日の実施②年2回以上のワーク・ライフ・バランス推進強化月間の実施③15日以上の年次有給休暇の取得促進―を推進するとしている。
今般の規則の改正は令和5年の道人事委員会の勧告を受けて道および道教委が1月1日付で行ったもの。道内全ての学校職員を対象に夏季休暇の付与日数と使用可能期間を拡充することで、仕事と生活を調和する観点から働き方改革を進めていく。
併せて年次有給休暇取得時における不均衡を避けるために休暇時間の単位を変更。特別支援学校の寄宿舎指導員と1ヵ月単位の変形労働時間制を活用した職員を対象に、勤務時間を下回る休暇時間を取得した場合でも「1日」として扱うこととした。
公務員の勤務環境の整備に関しては人事院の有識者会議において先行して議論を進めている。喫緊の課題である公務の人材確保のため、仕事と生活の両立をしやすくする制度のさらなる拡充を検討するほか、テレワーク関連手当の創設など、給与面からも職員の働き方やライフスタイルの選択を一体的に後押しする方針を示している。
(道・道教委 2024-03-11付)
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