今金中と今金高等養護 平日部活動 合同練習を検討 中体連地区大会後にサッカー部(学校 2024-06-03付)
【函館発】今金町立今金中学校と今金高等養護学校は本年度、平日部活動の合同練習を検討している。部員数が減少している今金中のサッカー部が今金高等養護で練習を行うことで、実践的な練習機会を確保する。今後両校で具体的な活動日程などの協議を進め、中体連地区大会終了後をめどに開始を目指す予定。実現すれば、顧問教員の負担軽減やインクルーシブ教育の推進が期待される。
取組は今金中のグラウンド整備工事が本年度本格化していることに伴い、陸上部など一部の運動部が今金高等養護のグラウンドを共用することとなったのがきっかけ。
今金中のサッカー部については少子化に伴う生徒数の減少に伴い、本年度の部員数は5人と、単独チームを編成することが難しい状況にある。
一方で、今金高等養護のサッカー部員数は約20人。町教委と両校は互いに連携することで交流機会の促進や中学生の練習機会の確保につながると考えた。
今金中の練習日数は平日週4日と休日1日の週5日に対し、今金高等養護は平日の週2日であるため、今後は活動日の調整について両校で協議を進める。指導には両校の顧問教員が連携して取り組む。
町教委では7年度をめどに休日における学校部活動の地域移行を目指しており、取組を通して特別支援学校とも連携の幅が広がる可能性がある。
今金高等養護の伊東実教頭は「両校の生徒にとって有意義な機会になれば」と期待。今金中の甲谷美映子教頭は「特別支援学校の生徒と中学生が部活動で関わる機会は珍しく、インクルーシブ教育としての意義も大きい」と話している。
(学校 2024-06-03付)
その他の記事( 学校)
きれいなまちにしよう 紋別渚滑中 クリーン活動
【網走発】紋別市立渚滑中学校(久保大輔校長)は4日、同校周辺でクリーン活動を実施した。積極的にコミュニケーションを取りながら学校周辺のごみを拾い、きれいなまちづくりに貢献した。 同校で...(2024-06-07) 全て読む
快適な練習環境を提供 羽幌高 堀口組が野球場整備
【留萌発】羽幌高校(村田一平校長)で3、4日、野球場の整備が行われた。留萌市内の㈱堀口組(堀口哲志社長)がブルドーザーを使って整地などを行い、選手たちが快適に練習できる環境を整えた。羽幌高...(2024-06-07) 全て読む
文科省指定の七飯養と七飯中の方向性 授業の在り方 ピア・サポートを関連 7年度以降は七飯高など交流
【函館発】文部科学省の新規事業「インクルーシブな学校運営モデル事業」の指定を受けている七飯養護学校(北嶋公博校長)と七飯町立七飯中学校(細川和成校長)は5月28日、七飯養護学校で第1回連携...(2024-06-07) 全て読む
リーディングDX校の帯広柏葉高 生成AI活用し授業開発 生徒の能力測定調査改善も
【帯広発】帯広柏葉高校(鈴木究校長)は、文部科学省事業「リーディングDXスクール事業」の指定から2年目を迎え、6年度は生成AIパイロット校として取組を進める。意見集約や表現する授業場面など...(2024-06-04) 全て読む
校庭整備で感謝状贈呈 札東高 地崎道路道支店に
札幌東高校(須藤克志校長)は5月29日、地崎道路㈱北海道支店が4月に実施したグラウンド整備に対する感謝状贈呈式を執り行った。須藤校長が感謝状を、グラウンドを利用する運動部キャプテン5人が謝...(2024-06-03) 全て読む
陸別中 居心地の良い学校づくりへ 学年担任制を導入 相談しやすい環境、業務平準化
【帯広発】陸別町立陸別中学校(伊澤理紀校長)は6年度から、学年団の教員が日替わりで担任を務める学年担任制を導入している。全教員が当事者意識を持って担任業務を進め、生徒が相談しやすい環境、教...(2024-05-31) 全て読む
帯農高食品科学科 企業等と協働し 職業人材育成へ5項目 出前授業や商品開発など
【帯広発】帯広農業高校(佐藤裕二校長)が十勝管内企業等と協働して進める「十勝で活躍する最先端の農業・食関連産業人材育成事業」において、6年度は食品科学科を対象に五つの取組を推進している。2...(2024-05-30) 全て読む
国内初 教員養成教員を育成 道・大阪・福岡3教大の新課程 定員12人 9月に募集要項発行
道教育大学、大阪教育大学、福岡教育大学は、共同教育課程による博士後期課程の設置構想を公表した。教員養成単科大学が連携し、臨床的な研究力と教員養成の学識を備えた「教員養成担当教員」を育成する...(2024-05-30) 全て読む
岸本組に感謝状贈呈 美唄尚栄高 カメラ等寄贈で
【岩見沢発】美唄尚栄高校(升田重樹校長)は21日、同校で美唄市内の建設企業㈱岸本組へ備品寄贈に対する感謝状贈呈式を挙行した。教育活動の充実のため、授業で使用するカメラなどの寄贈を行ったこと...(2024-05-29) 全て読む
江差高 OKAERe南ひやま学 地域人材 外部講師として定着 探究活動を支援 檜山局指定も
【函館発】江差高校(古谷尚校長)が総合的な探究の時間に取り組む地域学「OKAERe南ひやま学」に、地域人材約20人が外部講師として定着している。生徒のワークショップやフィールドワークで伴走...(2024-05-28) 全て読む