道がこども基本条例素案 独自で学校等の役割など (道・道教委 2024-11-28付)
道は、本道における子ども施策の基本理念を定める(仮称)道こども基本条例の素案をまとめた。子どもの意見反映や社会参加の促進などの基本施策を明記。道独自の規定として、保護者、学校関係者、事業者など各主体の責務・役割を示した。
条例は、こども基本法の趣旨に基づき各都道府県で定めるもの。子ども施策を総合的・計画的に推進し、子どもが将来にわたり幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指す。
基本理念には、全ての子どもにおける差別的取り扱いの禁止、教育を受ける権利の保障、意見の尊重などを掲げている。
道、保護者、学校関係者、事業者、子ども・子育て支援団体、道民など、子どもに関わる様々な人の役割を記載。学校関係者においては「基本理念にのっとり、学校等の安全を確保するとともに、子どもが安心して学び、育つことができる環境整備に努める」と役割を示した。
施策の実施に当たっては、市町村との連携が不可欠であることから「市町村との連携・協力」を規定した。
基本的施策をみると、子ども施策の策定に当たって子ども・若者の意見を反映させるため必要な措置を講じることを記載。相談に対応する機関の適切な周知・啓発や、子ども・保護者の相談対応の支援体制の充実を盛り込んだ。
12月25日までパブリックコメントを実施。子どもを含めて広く意見を呼びかけている。
(道・道教委 2024-11-28付)
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