道教委・鶴羽委員が上川管内教育状況調査　質の高い実践に期待　東神楽小など５校を視察

（道・道教委 2015-09-07付）

鶴羽委員が上川管内教育状況調査

　【旭川発】道教委の鶴羽佳子教育委員は二～三日の二日間にわたり、上川管内で教育状況調査を行った。東神楽町立東神楽小学校（本田修校長）をはじめ、小学校や高校、特別支援学校など計五校を視察。うち、東神楽小では、文部科学省指定のスーパー食育スクール、コミュニティ・スクール導入促進事業の成果に関心を示し、今後も質の高い教育実践を継続していくよう期待を寄せた。

　今回の視察には、道教委総務政策局総務課の平瀬一弘主幹、上川教育局からは、小野寺一郎局長、永澤篤教育支援課長などの計五人が同行した。

　初日、はじめに東神楽小を訪問。同町の山本進町長や町教委の福島堅一委員長、水野和男教育長、本田校長、岸政継教頭らが出迎えた。

　歓迎あいさつに立った山本町長は「スーパー食育スクール事業は、ことしで二年目を迎え、この事業の成果が全国に先がけたものとなるよう取り組んでいる」などと町の教育行政を紹介。「鶴羽委員の指導のもと、今後も頑張っていきたい」と述べた。

　次いで、本田校長が学校概要、水野教育長がコミュニティ・スクール導入促進事業、岸教頭がスーパー食育スクール事業の成果について説明した。

　つぎに、一行は二年生生活科の食育授業を参観。鶴羽委員は、児童が意欲的に学習する姿をあたたかく見守った。

　授業後は、スーパー食育スクール事業において、本年度から企業と連携して始めた、児童の体組成や活動量を図る測定器具について、岸教頭が紹介。児童の肥満傾向や運動・食習慣などを把握し、保護者に通知することで家庭での改善につなげていることに、鶴羽委員は関心を寄せていた。

　続いて、ランチルームに移動し全校児童と給食を味わった。

　最後に、鶴羽委員は同校教職員に対して激励の言葉を贈った。教職員の尽力によって、両事業で成果を挙げていることを高く評価。「素晴らしい実践をしているこの学校のことをしっかりと伝えていきたい。皆さんもコミュニティ・スクールなどを他校にも広く普及していけるよう協力をお願いしたい」と呼びかけた。

　このあと、東川町立東川小学校を訪れ、学校施設や授業、放課後児童クラブ、幼児センターを見学したほか、上川教育局で職場研修「コミュニケーション講座」を行った。

　二日目は、旭川西高校と旭川盲学校、比布町立中央小学校を視察した。

(道・道教委 2015-09-07付)