夢中で運動する授業目指し　道学校体育研究連盟が十勝で研究大会

（関係団体 2015-10-21付）

道学校体育研究大会十勝大会開会式

　【帯広発】道学校体育研究連盟（小野寺正委員長）は十六日、幕別町百年記念ホールなどで第五十二回道学校体育研究大会十勝大会を開催した＝写真＝。全道各地から約二百二十人が参加。研究主題「運動の楽しさや喜びを実感できる体育学習の追求～誰もが夢中になって運動に取り組む授業づくり」のもと、公開授業や分科会を行い、体育学習の充実・発展に向けて研鑚を積んだ。

　開会式の冒頭、小野寺委員長があいさつ。十勝の体育学習にふれた上で、「これまで十勝支部が積み上げてきた実践の成果を、授業を通して全道の仲間へと発信してほしい」と述べ、「本大会が本道の学校体育の活性化と体育好きな子どもの育成につながれば」と期待した。

　続いて、帰山孝美大会実行委員長が登壇。全国と本道における児童生徒の運動能力について言及し、「本道の子どもたちが豊かなスポーツライフを実現するためには、運動への関心意欲を高め、自ら考えたり工夫する力を身に付けることが大切」と強調。体育学習の充実・発展に向けてきたんのない意見を求めた。

　つぎに、十勝教育局の上野靖局長と幕別町教委の田村修一教育長がそれぞれ来賓あいさつ。上野局長は「学校教育について、体育・保健体育科を中心とした指導の充実はもとより、学校全体で健康の保持増進や体力向上を図るとともに、児童生徒一人ひとりに生涯にわたって運動に親しむ資質・能力を育むことが重要」とし、「本大会で示された先進的な取組を各地域に持ち帰り、各学校における日常実践に活用してほしい」と呼びかけた。

　田村教育長は「各学校には、児童生徒一人ひとりの体力や生活習慣、運動習慣などを把握し、学校における体育、健康に関する指導を改善していくことが求められている」と強調。大会を通して、管内における学校体育が充実・進展するよう祈念した。

　このあと、全体会を実施したほか、分科会をそれぞれの会場で開催。約二百二十人の参加者は、体育学習の充実・発展に向けて理解を深め合った。

(関係団体 2015-10-21付)