【解説】就活解禁2ヵ月前倒し―経団連
(解説 2015-11-13付)

 大学生の就職活動の日程について、経団連の榊原定征会長は九日、企業による面接などの選考の解禁を現行の八月から二ヵ月程度前倒しする方針を明らかにした。解禁日程はことし、四月から八月に繰り下げたばかりで、二年連続の変更となる。会社説明会の解禁時期は、大学三年の三月を維持する。今後、政府や大学関係者と十分に調整を図った上で、十一月中に正式決定したい考え。

 大学生の就職活動については、学生が学業に専念できる期間を延ばすため、政府が一昨年四月、経団連など経済三団体に解禁時期の繰り下げを要請。これを受け、経団連は会社説明会を三年生の十二月から三月に、採用面接を四年生の四月から八月に見直す新たな指針を定め、一年の猶予期間を経たあと、本年度から実施となった。

 経団連では、新しい指針について会員企業を対象にアンケート調査を実施。その結果、自社の採用活動に悪影響があったとする回答は八七・九%にのぼり、学業に与えた影響についても、九六・二%が悪影響があったと回答した。

 榊原会長は、二年連続となった解禁日の変更について、「学生、企業ともに活動が長期化し、様々な問題が生じた」と指摘し、「責任ある立場としては、問題点が多く存在することを知りながら、何もしないというわけにはいかない」と強調した。その上で、「八月の選考開始時期を二ヵ月程度前倒ししたい」との考えを明らかにした。政府や大学関係者と十分に調整を図った上で、十一月中に正式決定したい考え。

 国公私立大学でつくる就職問題懇談会は、来年度は日程を据え置くよう求めており、吉岡知哉座長(立教大学総長)は九日、「学習時間の確保が一層困難になるおそれがある」とのコメントを出した。

(解説 2015-11-13付)

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