子どもの読書活動推進計画素案 図書館活用した指導充実 伊達市教委28~32年度
(市町村 2015-11-16付)

 【室蘭発】伊達市教委は、「子どもの読書活動推進計画(素案)」をまとめた。基本目標には、「子どもの読書活動を推進するための読書環境の整備」など三点を設定。具体的取組をみると、ボランティア団体との協働によるブックスタート・ステップ事業の充実や、家庭での選書に参考となるような「おすすめブックリスト」の作成・配布、学校図書館等を活用した学習・読書指導の充実などを盛り込んでいる。

 計画期間は、二十八~三十二年度までの五ヵ年。国の「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」、および道の「生きる力を育む北の読書プラン」を踏まえ、市での基本的な方向と具体的な方策を明らかにし、地域社会全体で子どもの読書活動を推進していく。

 基本目標は、①家庭・地域・学校等における子どもの読書活動の推進②子どもの読書活動を推進するための読書環境の整備③子どもの読書活動の普及・啓発―の三点。計画では、基本目標に基づく推進方策と具体的取組も示した。

 ①では、推進方策として「家庭・地域における子どもの読書活動の推進」「学校等における子どもの読書活動の推進」の二点を明記。具体的取組をみると、ボランティア団体との協働によるブックスタート・ステップ事業の充実や、家庭での選書に参考になるような「おすすめブックリスト」の作成・配布、学校図書館等を活用した学習・読書指導の充実などを盛り込んだ。

 ②における推進方策は、「市立図書館の整備・充実」「学校図書館の整備・充実」の二点。読書離れが進む中高生を対象としたヤングアダルトコーナー等の充実や、学校図書館の蔵書のデータベース化による検索機能の充実などを掲げた。

 ③では、「市立図書館、学校等における普及・啓発」を推進方策に設定。具体的取組では、市立図書館、学校等およびボランティア団体等が実施する行事の情報収集と広報啓発の充実などを示した。

 なお、市教委では、十二月九日まで、ホームページ上でパブリックコメントを募集している。

(市町村 2015-11-16付)

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