経営参画への意欲高めて　道公立学校教頭会第３ブロック研

（関係団体 2015-11-17付）

道公立学校教頭会第３ブロック研

　【江差発】道公立学校教頭会第三ブロック研修会が十月下旬、ホテルニューえさしで開催された＝写真＝。渡島、桧山管内から約七十人が参加し、研修を通じて活発に協議した。道公教の猪股嘉浩事務局長は「様々な教育改革の方向をしっかりと見極め、学校経営に参画していく意欲をもち、日々の職務に力強く取り組んでいきたい」と語った。

　道公教主催、桧山教頭会主管。保護者・地域から信頼される学校づくりのため、教頭としての職能の向上を図るもの。

　はじめに、主催者を代表して猪股事務局長があいさつ。「本道教育においては、解決しなければならない課題が山積している。全国学力・学習状況調査では、各学校の取組の成果がみられるものの、全国との差は歴然。さらなる学力向上をどのように図っていくかが喫緊の課題」との認識を示した。

　その上で、「私たち教頭は、国や道から示される様々な教育改革の方向をしっかりと見極め、学校経営に参画していく意欲をもち、日々の職務に力強く取り組んでいきたい」とし、信頼される学校づくりに向けて役割を全うするよう訴えた。

　つぎに、紺野克典第三ブロック長があいさつ。「決して忘れてはいけないものの一つに、防災教育を含めた危機管理がある。何が起こるか分からないこの時代、尊い子どもの命を預かる学校管理者として、あらゆる危機管理の場面を考慮しなければならない」と指摘した。「“災害は忘れたころにやってくる”と言われるように、各学校では地震だけではなく、普段予想もつかない災害を想定した避難を行い、避難経路等をもう一度見直すことも大事」との考えを示した。

　このあと、参加者は活動状況報告やグループ討議などを行い、教頭としての資質能力向上へ研鑚を積んだ。

(関係団体 2015-11-17付)