【解説】経団連、採用選考の指針改定
(解説 2015-12-09付)

 二十九年春に卒業予定の大学生の就職活動の日程について、経団連は、企業による面接などの選考解禁時期を現行の八月一日から二ヵ月前倒しし、六月一日とすることを正式に決めた。七日、就職活動のルールとなる「採用選考に関する指針」を改定した。面接や試験は、授業や教育実習など学業に支障がでないよう、土日・祝日や夕方以降に行うなど、学生への配慮事項を新たに盛り込んだ。

 解禁日程はことし、四月から八月に繰り下げたばかりで、二年連続の変更となる。会社説明会などの広報活動の解禁時期は、大学三年の三月一日を維持する。

 経団連の榊原定征会長は七日の記者会見で、「採用面接の解禁を八月から六月に早めることで、就職活動の長期化など、ことし指摘された問題点が改善されることを期待したい」と述べた。

改定した指針では、選考の解禁を六月一日以降とし、授業やゼミ、教育自習など学業と選考が重ならないよう、企業に配慮を求めた。具体的には、面接などの事前連絡について余裕をもって行うほか、土日・祝日や平日の夕方以降の時間帯の活用などの工夫を挙げている。

 さらに、グローバルな人材を求める観点から、留学経験者などが不利とならないよう、一括採用のほかに夏季・秋季採用をはじめ、様々な募集機会を設けていくことが望ましいとした。

 また、インターンシップ(就業体験)は、「社会貢献活動の一環であり、採用選考活動とは一切関係ないことを明確にして行う必要がある」とあらためて明記した。

経団連は今後、新指針を会員企業に呼びかける。また、経団連非加盟の企業には、内閣府、文部科学省など四府省が局長名で、約四百五十の団体に日程を順守するよう要請する方針だ。

(解説 2015-12-09付)

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