【解説】太陽光発電設備等の設置状況

（解説 2015-12-14付）

　全国の公立小・中学校における太陽光発電設備の設置率は、ことし四月一日現在で二四・六％と、前回調査（二十五年度）に比べ六・八ポイント上昇したことが、文部科学省の調査で分かった。

　公立学校施設における再生可能エネルギー設備等の設置状況を把握し、地球温暖化対策の取組を推進することが目的。学校数は学校基本調査（速報値）を用いた。

　全国の公立小・中学校において、太陽光発電設備を設置している学校は七千三百七十一校。設置率は二四・六％となり、二十五年度の一七・八％から六・八ポイント増加。また、風力発電設備の設置校は六百十校で設置率二・〇％、太陽熱利用設備の設置校は百四十四校で設置率〇・五％、バイオマス熱利用設備などその他設備設置校が二百十四校で設置率〇・七％。

　他の校種をみると、太陽光発電設備では、幼稚園が百九十四園で設置率四・五％、高校が八百四十七校で設置率二三・五％、特別支援学校が二百五校で設置率一九・四％となっている。

　道内の公立小・中学校のうち、太陽光発電設備設置校は二百六十八校で、設置率一五・七％と、全国平均を八・九ポイント下回った。風力発電設備の設置校は十校で設置率〇・六％、太陽熱利用設備設置校は三校で設置率〇・二％、その他設備の設置校が二十三校で設置率一・三％。

　太陽光発電設備は、幼稚園三園が設置し設置率四・八％、高校は二十一校で設置率八・九％、特別支援学校は七校で設置率一〇・九％となっている。

　公立の小・中学校に設置されている再生可能エネルギー設備等のうち、停電時でも使用可能な機能を有している設備の割合は二十五年度の三一・六％から、四四・五％に増加していることも明らかになった。

(解説 2015-12-14付)