【解説】27年人口動態統計の推計
(解説 2016-01-15付)

 平成二十七年の出生数は最も少なかった前年を四千人上回る百万八千人で、五年ぶりに増加したことが厚生労働省の人口動態統計で分かった。死亡数は二万九千人多い百三万二千人で、過去最多を記録。人口減少も二万五千人多い二十九万四千人と推計され、過去最多となった。

 人口動態統計は、出生・死亡・婚姻・離婚・死産の五種類の「人口動態事象」を把握し、人口および厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的に集計し、毎年公表。

 二十七年の出生数は百万八千人(推計数)で、前年の百万三千五百三十九人(確定数)に比べ四千人増加。出生率(人口一千対)は増減なしの八・〇(二十七年十月一日時点の推計日本人人口一億二千五百二十五万二千人で算出)と推計され、平均三十一秒に一人生まれたことになる。

 死亡数は二万九千人増の百三十万二千人で過去最多となった。死亡率(人口千対)は一〇・四と推計。人口減少は二万五千人増の二十九万四千人と過去最多。自然減は平成十七年に始まり、十八年はいったん増加に転じたものの、十九年以降は再び減少が続き、二十二年には十万人、二十三年には二十万人を超えた。

 主な死因における人数は、第一位「悪性新生物」(がん)三十七万人、第二位「心疾患」十九万九千人、第三位「肺炎」十二万三千人、第四位「脳血管疾患」十一万三千人と推計。五年連続同じ順位となった。

一方、婚姻数は前年より九千組少ない六十三万五千組で、婚姻率(人口千対)は五・一。平均五十秒に一組が結婚。

 離婚数は、前年より三千組多い二十二万五千組で、離婚率(人口一千対)は〇・〇三ポイント増の一・八〇と推計。平均二分二十秒に一組が離婚したことになる。

(解説 2016-01-15付)

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