道小が第6回理事研修会開く 新年度活動計画など審議 松井会長、角野事務局長を再任
(関係団体 2016-03-02付)

道小理事研修会
理事研修会の年間開催件数なども検討

 道小学校長会(松井光一会長)は二月二十六日、ホテルライフォート札幌で二十七年度第六回理事研修会を開催した=写真=。五月に開く二十八年度総会研修会に提出する活動計画案や予算案などについて協議。年間六回行ってきた理事研修会を五回、年間十五回開催してきた事務局会議の回数を十四回とする方向性も示した。役員改選では、松井会長と角野誠事務局長を再任することを決めた。松井会長は「未来を創り出し、生き抜いていくたくましい子どもを育むことを大切にしていく」と決意を示した。

 開会に当たり、松井会長があいさつ。学習指導要領改訂の動きにふれ、アクティブ・ラーニング導入に向けた改善の視点を示した上で、「学校の教育課程や教育目標の見直しなどを含めて、全面実施までの工程表を作成し、教員に理解させてほしい」と要請した。

 このほか、国の来年度の教育予算編成、教職員定数、コミュニティ・スクールの動向についてふれ、「本道の子どものために、すべての学校が日々の授業の質を高め、子どもの成長の姿で各学校の教育活動を評価し、改善していきたい」と呼びかけた。

 議事に移り、先に開かれた全連小第二百二十二回理事会の報告や、会務・各部の活動報告を行ったほか、九月九~十日に開く第五十九回道小教育研究小樽大会の準備状況などを確認した。

 二十八年度活動計画(案)について審議し、「愛情と信頼に基づく、活力ある学校経営の推進に努める」「生きる力を育む教育課程の編成・実施・評価・改善に努める」など、九点を重点とすることを示した。

 また、これまで年間六回行ってきた理事研修会を五回に、年間十五回開催してきた事務局会議の回数を十四回に、小中合同事務局研修会と小中合同学習会を統合し一回とすることを提案。さらに、発行物の厳選と情報発信の充実を図るため、『道小情報』については紙での発行を廃止しホームページに掲載すること、『教育情勢』を月一回程度、二十地区に配布することを盛り込んだ。

 また、「事務局幹事の人数を削減し、業務の効率化を図る」「事務局幹事・役員の構成について、新たな枠組みをつくる」などの方向性を示した。

 このほか、「政令指定都市への税源移譲に伴う組織の在り方」に関して、「基本的なスタンスとして、全連小には従来どおり都道府県単位の一つの組織として加入する」「札幌市校長会は、今後も道小学校長会の一地区として活動を継続する」ことを確認した。

 また、二十八年度役員にかかわっては、松井会長と角野事務局長を再任することを決定。松井会長は「歴史と伝統ある道小の会長としての役を、昨年に引き続き引き受けることに、身の引き締まる思い。同時に、昨年以上に努力していかなくてはという強い思いがあふれた」と意気込みを新たにしていた。

 さらに、「未来を見据え、チーム北海道として進む道小」をキャッチフレーズに、「どんなに困難な状況であろうとも、未来をつくり出し、生き抜いていくたくましい子どもを育むことを大切にしていく」と決意を示した。

(関係団体 2016-03-02付)

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