【解説】民生委員・児童委員の日
(解説 2016-05-13付)

 五月十二日は、全国民生委員児童委員連合会が定める「民生委員・児童委員の日」。同会では十二日から十八日までを「活動強化週間」として、国民に民生委員・児童委員の存在やその活動について、一層の理解促進を図り、委員活動の充実を推進する。

 民生委員は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員。また、民生委員は児童福祉法に定める児童委員を兼ねている。給与の支給はなく、ボランティアとして活動している。

 民生委員・児童委員はこれまでも、「広げよう地域に根ざした 思いやり」を行動宣言に掲げ、「安心して住み続けることのできる地域社会づくり」のために、それぞれの地域において関係機関と連携し、様々な取組を推進してきたが、これまで以上に、幅広い関係機関の連携・協働による支援の取組を進めることが必要となっている。

 そのためには、民生委員・児童委員の存在や活動について、地域住民や関係機関・団体などに理解を深めてもらい、さらなる信頼関係を築いていくことが求められる。

 全国民生委員児童委員連合会では、毎年五月十二日の「民生委員・児童委員の日」から一週間を「民生委員・児童委員の日 活動強化週間」と定め、全国約二十三万人の民生委員・児童委員が様々なPR活動等を展開することによって、地域住民や関係機関・団体、そして広く国民一般に民生委員・児童委員の存在やその活動について一層の理解促進を図り、委員活動の充実につなげていくことを目指している。

 期間中、全国各地で子どもたちの登下校の見守りやあいさつ運動、地域住民に対する無料相談会の実施、民生委員・児童委員活動に関するパネル展示など様々な取組が展開される。

(解説 2016-05-13付)

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