第４７回後志教頭会研究大会開く　信頼される学校へ研鑚　講演や分科会で職能向上図る

（関係団体 2016-11-08付）

後志小中学校教頭会と小樽市教頭会が主催

　【倶知安発】後志小中学校教頭会（丸岡哲也会長）と小樽市教頭会（太田雅則会長）は十月二十八日、倶知安町内のホテル第一会館で第四十七回後志管内教頭会研究大会を開催した＝写真＝。会員約八十人が出席し、講演会や分科会協議を通して教頭としての職能向上を図った。

　研究主題は、「豊かな人間性と創造性を育む学校教育～たくましく生きる子どもを育む　信頼される学校づくりの推進」。

　開会式で、主催者を代表してあいさつに立った丸岡会長は「校長を助け、校務を整理する教頭には、誰が、何を、どのように、いつまでに取り組むのかを整理し、今どこまでできているのかを把握し、軽いフットワークでスピード感をもって学校運営することが求められている」と述べた。

　続いて、次期学習指導要領改訂に向けた中央教育審議会審議のまとめが示されたことにふれ、「実行・実践していくために学校は質の高い教育を持続できる学校力を備えなくてはならない」とし、「全教職員が主体的・協働的に取り組む学校の組織力と子どもが知識や技能を活用して問題を解決する能力を身に付けるための教師の授業力を高め、新しい時代を生き抜く子どもたちのために、学校に求められていることをふかん的・総合的にとらえ、準備を進めていく必要がある」と訴えた。

　最後に、研究大会について、「様々な実践にふれ、協議する中で、自校の学校運営に役立つヒントなどを得て、実践に生かしてほしい」と求めた。

　来賓祝辞では、後志教育局の武田信吾局長が「結束をより深め、切磋琢磨し、管内教育の一層の充実に努めてほしい」、後志町村教委協議会の田中洋子倶知安町教委教育長（成田昭彦会長代理）が「これからの学校教育の方向性を示す実り多い大会となることを祈念する」、後志小中学校長会の村井満会長が「校長とともに未来を担う子どもたちのために全力で取り組んでいただけることを期待している」と述べた。

　開会式終了後は、後志教育局の行徳義朗教育支援課長による講演「今後の学校教育の在り方」、二分科会での「組織的な学校運営を目指した教頭の関与の在り方」「より良い教育課程の編成・実施を目指した教頭の関与の在り方」に関する提言・協議が行われた。

(関係団体 2016-11-08付)