美唄市で初の地域一斉参観日　子の学ぶ姿に温かい目　６００人が全校・園に足運ぶ

（市町村 2016-11-10付）

東小では、薬物乱用防止教室を開いた

　【岩見沢発】今月一日、「美唄市教育の日」に合わせて、市内すべての幼稚園、小・中学校、高校で、初の地域一斉参観が行われた。保護者や地域住民合わせて五百九十五人が各校・園に足を運び、幼児児童生徒の学ぶ姿を見守るとともに、教育活動への興味・関心を深めていた。

　昨年十一月、美唄市「教育の日」が制定されたこれを受け市教委では、幼稚園から高校まで幅広い校種の学校を同日に参観してもらい、保護者、地域住民の学校教育に対する理解深化とともに、学校・地域間の連携促進を図ることが目的。

　参観対象は、市立幼稚園、市立小・中学校および美唄尚栄高校、美唄聖華高校の十二ヵ所。全校・園合わせて保護者二百三十三人、地域住民三百六十二人が参加した。

　うち、東小学校では、通常の授業のほか、保健の授業の一環として薬物乱用防止教室を開催。美唄ライオンズクラブの藤本和己氏、美唄警察署生活安全係長の加藤伸一氏が講師を務め、薬物使用の危険性を児童や保護者や地域住民たちに伝えた＝写真＝。

　参加者は、「孫たちの授業を見ることができて、とても良かった」「次年度も参観してみたい」などと笑顔をみせていた。

　市教委では、「保護者以外の地域住民も多く訪れ、反応も好意的だった。次年度も継続して実施していきたい」としている。

(市町村 2016-11-10付)