道立学校事務職員研修会―上川局　職務遂行能力向上へ研鑚　契約・経理・管理業務を体験

（道・道教委 2017-01-06付）

マンツーマン指導を受け、業務への理解を深めていた

　【旭川発】上川教育局は、二十八年十二月中旬から下旬、四回にわたって管内道立学校事務職員研修会を行った。計十二人が参加し、道立学校運営支援室の業務を体験。学校事務職員としての職務遂行能力向上を図るとともに、支援室の業務に対する理解を深めていた。

　道立学校運営支援室では前年度、支援室職員が道立学校の業務を体験する研修を行った。今回は、道立学校の事務職員が、支援室業務を体験するとともに、財務会計事務について事例研修を実施。学校事務職員としての資質・能力向上および支援室業務に対する理解を深め、道立学校と支援室の連携強化をねらった。

　道公立学校事務長会上川支部、道公立学校事務職員協会上川支部が後援。

　各回三人ずつ参加し、契約、経理、管理業務を体験。支援室主査などがマンツーマンで丁寧に指導し、参加者からの質問にも分かりやすく答えていた。

　契約業務では、学校から出された物品等の購入依頼書類を精査した上で、納入業者とやり取りした。経理業務では、学校の支払い関係書類の内容を確認し、コンピューターの会計事務システムで入力。管理業務は、学校予算の配分や高校等就学支援金の書類を入念にチェックした。

　参加者は、「学校が支援室に提出した書類が、その後どうなっているのかを詳しく知ることができ、学校と支援室のつながりを体感することができた」などと感想を述べていた。

　石田央道立学校運営支援室長は「支援室が設置されて六年が過ぎ、これまで試行錯誤して円滑に業務が遂行できるシステムの構築に努めてきた。互いの業務に対する理解を深め、今回の経験を学校の事務に生かしてもらえたら」と話している。

(道・道教委 2017-01-06付)