渡島公立学校女性管理職会が研修会　学校運営充実へ意識高める　本年度退職の校長３人講話

（関係団体 2017-02-07付）

退任する３人は、会の発展に向けてエールを送った

　【函館発】渡島公立学校女性管理職会(市川泰子会長)は一月二十八日、函館国際ホテルで、二十八年度第三回研修会を開催した。本年度で退職する会員三人による講話などを通じて、充実した学校運営への意識を高めた。

　今回は、会員二十七人が参加。本年度で退職となる函館市立千代田小学校の市川泰子校長、函館市立千代ヶ岱小学校の新浜美喜子校長、函館市立金堀小学校の金谷美也子校長の三人が講師として、これまでの経験談や子どもとの接し方について講話したほか、各校の取組などに関するグループ交流を行った。

　はじめに、宮越忍副会長があいさつ。「子どもたちのために職務を遂行してきた三人の講話を通して、全員で三人のバトンを引き継げるよう研修に励んでほしい」と呼びかけた。

　続いて、金谷校長、新浜校長、市川校長の順に講演。金谷校長は、仕事で悩んでいる悩んでいる女性職員への対応について、「同じ女性として一緒に考えることができた。女性管理職としての強みを感じた」と述べるとともに、参加者に対して、「部下職員との信頼関係を構築し、頼られる管理職になってほしい」とエールを送った。

　新浜校長は、行政形態や時代の変化を受けながら、子どもたちと向き合ってきた経験を語った上で、「自分が良いと思うことは積極的に実行してほしい」と強調。「時代の変化・ニーズに合った組織の体制づくりを推進してほしい」と同会の今後の発展に期待を寄せた。

　最後に市川校長が、地域住民や保護者への対応に奮闘した経験談などを語り、「新しい時代・未来を切り開くために、過去の経験を今後につなげてほしい」と呼びかけた。

　このあと、各校の近況報告や情報交換などを行った。

(関係団体 2017-02-07付)