【解説】6月は「食育月間」
(解説 2017-06-01付)

 毎年六月に行われている「食育月間」がスタートした。本年度も国、市町村、関係機関・団体が全国的に食育推進運動を展開する。

 十七年に成立した食育基本法を踏まえ、十八年に決定された食育推進基本計画では、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の国民への浸透を図るため、毎年六月を「食育月間」と定めている。

 国民の食をめぐる環境が変化する中、子どもたちが健全な心と身体を培い、未来に向かって羽ばたくために、様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活が実践できる人間を育てる食育を推進することが求められている。

 食育を推進するための活動については、食育基本法や第三次食育推進基本計画などを踏まえ、多様な主体の参加を得て、国民運動として全国において展開することが重要となっている。

 本年度の食育月間では、「食」は子どもたちが豊かな人間性を育んでいく上で重要なことから、広く国民が子どもの食育に取り組む契機となるよう配慮する。

 農林水産省をはじめ、内閣府、文部科学省、厚生労働省などの関係府省庁が協力し、地方公共団体ならびに関係機関・団体に対しても参加を呼びかけ、全国的に食育推進運動を展開する。

 本年度は、国民の食生活における様々な課題に対応し、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成に資するため、①食を通じたコミュニケーションの促進②子どもの生活リズムの向上③健康寿命の延伸につながる健全な食生活の実践の促進④食の循環や環境への意識の醸成⑤伝統的な食文化に関する関心と理解の増進⑥食品の安全性に関する情報提供と食品情報に関する制度の普及・定着⑦都道府県・市町村が作成する食育推進計画の普及―の重要性について、重点的に普及啓発を図る。

(解説 2017-06-01付)

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